伝統工芸 / 伝統芸能 / 食文化


Traditional Foods

加賀料理

自然と風土が育んだ金沢の「味」。豊かな自然がもたらす恵まれた食材を伝統の技で調理した郷土料理は、金沢の食文化の結晶です。 地元の食材を金沢では親しみと誇りをこめて「じわもん」と読んでいます。その「じわもん」の代表格が「加賀野菜」。様々な郷土料理の材料として、金沢の人々に広く愛されています。
見た目の美しさも、加賀料理の大きな特徴です。藩政期から受け継がれ、もてなしの極みともいえる茶の湯の伝統によって磨き上げられてきた美意識が、素材を生かし、洗練された加賀料理に脈々と息づいています。その美しさを演出している重要な要素として、料理を盛り付けする器が挙げられます。加賀料理には、緻密で優美な蒔絵を施した漆器や、華麗で格調高い九谷焼が用いられます。

季節の味覚:カニ、ブリ、寿司

冬になると、近海からおいしい魚貝がもたらされます。加能ガニは石川県産のズワイガニの愛称。漁場が近く、新鮮なまま水揚げできるため身が詰まって美味しいのが特徴で、水色のタグが目じるしです。金沢でふだんの食卓にのぼるのはメスの「香箱ガニ」です。小ぶりですが、カニの旨みが凝縮されていて濃厚なミソも楽しめます。

加賀野菜

金沢市近郊で古くから栽培されている加賀れんこん、金時草(きんじそう)、源助大根など15品目を総称した呼び名が「加賀野菜」です。加賀料理に欠かせない食材として伝えられてきましたが、昨今のPRの成果もあり、京野菜と並び全国に知られるようになってきました。近江町市場などで販売されており、認定シールが目印です。

和菓子

金沢は、京都・松江と並ぶ三大和菓子どころとして知られています。藩政期から茶の湯が盛んだった金沢では、茶道の発展と共に、様々に工夫を凝らした和菓子がつくられました。正月には、藩主だった前田家の家紋の梅をかたどった紅白の最中「福梅」や小さな菓子の中におみくじが入った「辻占」、縁起物の人形が入った「福徳」などの伝統的なお菓子が伝わっています。このほか、7月1日の「氷室の日」に無病息災を祈って食べる「氷室まんじゅう」、7月の土用の日に娘の嫁ぎ先に配る「ささげ餅」、安産を願う「ころころ団子(餅)」などが伝わります。また、日・月・海・山・里を表す5種類の生菓子を詰め合わせた「五色生菓子」は、金沢の婚礼に欠かせないハレの和菓子です。伝統的な和菓子づくりを気軽に体験できるお店もあります。

地酒

米と水と冬の寒さが生み出す酒。米どころである加賀平野と白山山系から流れ出る清水、そして雪が舞う冬、金沢には美味しい酒が生み出される土壌があります。藩政期から続く老舗もあるなど、数軒の造り酒屋が伝統と革新を繰り返しながらのれんを守っています。金沢の酒の特徴としては、純米酒、吟醸酒などの品質の高い洗練された酒が多いことが挙げられます。金沢の飲食店ではほとんどの店が地元の酒を扱っていますから、ぜひ、食事とともに味わってください。

PAGE TOP