伝統工芸 / 伝統芸能 / 食文化


Traditional performing arts

加賀宝生

金沢を形容する「天から謡が降ってくる」という言葉があります。古くから武家や商家だけではなく植木職人までが能楽をたしなみ、金沢の城下町を歩くとどこからともなく小謡を口ずさむ声が聞こえたことから使われた言葉です。加賀宝生や狂言、邦楽や舞踊に代表される金沢の伝統芸能は、今も多くの人に愛され、金沢の地で生き続けています。
藩祖利家から始まった加賀の能楽は、当初豊臣秀吉の影響を受けて金春流でしたが、五代藩主綱紀が宝生流を取り入れたことで主流となり、独自の発展をとげて加賀宝生と呼ばれるようになりました。 現在も愛好者が多く、県立能楽堂などで頻繁に演じられています。また能楽美術館では古い能面や装束などを収集・展示しています。中世の庶民の暮らしを風刺に交えてユーモアたっぷりに描く狂言は、能の緊張を和ませる喜劇として能楽とともに栄えました。現在は、和泉流の野村家が加賀宝生の一角を支えています。

金沢素囃子

素囃子の舞台では、上段に唄と三味線、下段にその他の楽器が並んで演奏される。
長唄・常盤津・清元などから独立した唄の入らない音楽で、邦楽の中でも独特の演奏形態。小鼓、大皷、太鼓、笛、三味線で構成されます。金沢素囃子は優雅で艶のある芸能として市民にも親しまれており、レベルの高い技能者が残っていることでも知られています。

日本舞踊

藩政時代に人気のあった歌舞伎舞踊を基礎にした日本舞踊。金沢では、明治時代後期に茶屋街の芸妓を中心に栄え、一般にも広まりました。また、歌舞伎の伴奏音曲に起源をもつ長唄も茶屋街で謡われ、三味線や鼓といった和楽器の奏法とともに伝え継がれています。 最近では、芸妓の技などに気軽に触れられる機会もあります。

PAGE TOP